「ロゴマークが某アニメの特務機関のロゴにそっくりだ」と有名になってしまった北大の広報誌
「えるむ」
(web上では第98号以降、ロゴは載せてないみたい)。
そんなこと言ったら、
うち
と
NOAA
のも大概そっくりだと思いますが、、。
で、その「えるむ」の最新号に
「都ぞ弥生」の前口上について
という記事があります。
これまで(っていうか記事によれば30年以上前から)、「都ぞ弥生」を歌う前には「楡陵謳春賦」という前口上をいってから歌うのが通例でしたが、この前口上はそもそも「鳴呼茫々の」の前口上として作られたもの。
で、この「鳴呼茫々の」を作歌したOBから「都ぞ弥生」のときに使うのはやめてほしいとの苦情(?)がきたので、善処してくださいとのこと。
で、さらに
弘前大学の北溟寮の寮歌の序章
は前口上とそっくりらしい。
これが、「いいものはみんなで使おう」というオープンソースな概念にも通じるのかどうかは定かではありませんが。
ただ、寮歌そのものの前には作歌者は述べられるのに、前口上では作歌者の公表はないので、著作権意識には欠けているのは否めないかも。
それでは、作歌者は浮かばれないです。
で、今BGMで流れている「恋のマイアヒ」でも「モナー」と「飲まネコ」が同一か否かでやっぱりもめてる。
「えるむ」の場合は、応募した人は「パクリ」だとわかってて、選んだ人が「パクリ」とは知らなかったということ。
たぶん学生用広報誌なのに選定時に学生の意見を聞かなかったのが原因で、そのあたりが大学らしいといえばらしいんですが、、。
寮歌の場合は、初めの頃の人は多分出所も知ってて、でも、いい前口上だからと使い初めて現在に至って、今頃本人登場。
歴史だ伝統だと語る割には、意外とその場の流れやノリに流される学生らしさの結果なのかもしれません。
モナーについては、いまさら私がいうまでもないですが、そもそもみんなで使っていいと(暗黙に)決まってたものを、じゃあ金儲けにという輩が現われて「なんじゃそりゃぁ」という展開。
誰のものでもないものは、みんなのものであるという、ジャイアンを真っ向から否定する世界ですね。
絵やロゴはいいとして、北大出身者としての問題はやっぱり前口上でしょう。
だって、少なくとも僕の中では、前口上と「都ぞ弥生」は一心同体といっても過言ではないほど、結び付いてしまってますから。
「都ぞ弥生」のテンポも年代によってずいぶん違うようですし。
人はやっぱり自分の経験が一番なんですよ。
「去りては再び帰らざる若き日の感激」を思い出す時、やっぱり前口上と「都ぞ弥生」は一体なんです。
で、歌ってるときは、タイムスリップしてるのでこんな問題は知らずに歌ってることになります。
という屁理屈で、僕はやっぱり前口上なしで「都ぞ弥生」は歌えません。(2番以降も歌詞忘れたので歌えませんが、、。)
たぶん、作歌したOBやその頃の先輩方も同様に前口上のついた「都ぞ弥生」など歌えんのでしょうが。
現役の皆さんがどうするかは自由だと思いますが、、。